交通事故後のむち打ちに対する治療/岩倉市のハンズ治療院・整骨院
2020年12月13日
こんにちは
岩倉市のハンズ治療院・整骨院の柔道整復師の伊藤昌樹です。
今回は交通事故被害に遭った後のむち打ちの治療についてお話しさせていただきます。
今までにもこの場でむち打ちの治療についてお話しさせていただいてきましたが、なぜ何回もお話しするかというと、それだけむち打ちになる方が多いからなのです。
他にも腰、肩、背中、脚などを痛める方はいますが、数が多く、治るのに時間がかかるのが首のむち打ちなのです。
治療について、まずは痛みを取り除かなくては日常生活に支障があり、精神的にも疲れてしまいます。
痛みを取り除くには以前にもお話しさせていただきましたが、ハイボルテージや立体動態波と言った電気治療器が中心となります。
これらは通常の低周波治療器に比べて鎮痛、除痛効果が非常に高いです。
そのため数回行うだけで、最初の強い痛みはある程度軽減されます。
ですが交通事故後のむち打ちの厄介なところは、強い痛みは治っても首を動かした時の痛みや、強い鈍痛がいつまでも続くところです。
これらに対しては電気治療や手技療法(マッサージやストレッチ)を継続していくことが重要です。
しかし症状は痛みだけではないのです。
力が入らない!
この症状がしばらく残ります。
原因として考えられるのが、交通事故の強い衝撃により、首の骨を含めた背骨にごくわずかではありますがズレが生じていると考えられます。
このズレが生じると、神経伝達が上手くいかず、脳からの命令が身体の各所に伝わりづらくなります。
そのため力が入らないという症状が現れます。
ではこのズレや力が入らない症状を改善するにはどうしたら良いのか?
痛めた筋肉は硬くなってしまいます。
この硬くなった筋肉が骨を引っ張ってしまいズレが生じるので、マッサージやストレッチで筋肉を緩めていきます。
これでズレは少しずつ改善していきます。
次に力が入るようにするにはどうしたら良いか?
やはり筋トレが必要になります。
しかしただ闇雲に筋トレをしては逆に症状を悪化させてしまいます。
特に首の筋肉はデリケートなので無理をしてはいけません。
では、どのようにやるのか?
ご自身の手をおでこに当てます。
そして手で頭を後ろに押すように力を入れるのですが、この時に頭が後ろに動かないように、手で押した力と同じ力で頭を前に傾けるように力を入れます。
手と頭、同じだけ力を入れることで、頭は動いていなくても首に力が入り筋トレになるのです。
これを前後左右4方向行ってください。
下に写真を載せておきますので参考にしてみてくださいね。
交通事故被害に遭った後のむち打ちは、すぐには改善されません。
しかし根気よく治療を続けることで必ず良くなっていきます。
一緒に頑張って治していきましょうね!