湿布を貼っても肩こりが解消しない理由とは?/岩倉市ハンズ治療院・整骨院
2020年11月22日
こんにちは
岩倉市のハンズ治療院・整骨院の柔道整復師の伊藤昌樹です。
今回は湿布について色々とお話しさせていただきます。
肩こりでお悩みの方は本当にたくさんいらっしゃいますよね。
みなさん、それぞれの対処法を取っているようですが、湿布を貼るという方もいらっしゃいますよね。
その方に「湿布を貼ると肩こりが楽になりますか?」と聞いても楽になるという方は多くはないです。
何故でしょうか?
そもそも肩こりは首や肩、背中の筋肉が硬くなっている状態なんですね。
ですからその硬さを取らなければ、辛さは解消されません。
では、湿布の特徴を説明すると
冷湿布:表面にミント系の成分が塗ってあり、冷える感じがする
温湿布:表面に唐辛子の成分が塗ってあり、温かい感じがする
消炎鎮痛:薬剤に炎症を抑える成分が入っている
簡単に言うとこのようになります。
先程説明したように、肩こりは筋肉の硬さが原因になっているので、温湿布が良いのでは?と思うかもしれませんが、唐辛子の成分によってヒリヒリと温かい感じはするかもしれませんが、実際に肩こりを解消するほど奥の方まで温められているわけではないので、なかなか楽にはならないでしょう。
ですが温めるのは良い事なので、私のお勧めは肩甲骨の所にカイロを貼る事です。
カイロの程よい熱が身体の奥にまで浸透して、筋肉を緩めてくれる効果が期待できます。
ただ、気を付けていただきたいのは低温やけどです。
仰向けで寝るなどして長時間カイロが密着した状態が続くと低温やけどを起こしてしまうので、就寝時などは外してくださいね。
また、よくある質問に「捻挫やギックリ腰の時は温湿布?冷湿布?」というのを聞かれますが、私個人としてはどちらもお勧めせず、消炎鎮痛の物をお勧めします。
肌色のペラペラの湿布ですね。
捻挫やギックリ腰は炎症という痛みの元が原因で痛みが出ているので、それを抑えられる物が効果的だからです。
怪我をした時は消炎鎮痛、慢性的な肩こり腰痛にはカイロ、これが私のお勧めです。
ただしこれらは対処療法に過ぎませんので、お身体の事でお困りのことがありましたら、岩倉市のハンズ治療院・整骨院にお早めにご相談ください。