岩倉市ハンズ治療院・整骨院のスタッフブログ

オスグッド病による膝の痛みは、ハンズ治療院・整骨院にご相談ください。

2025年11月8日

皆さんこんにちは!

ハンズ治療院・整骨院の窪井です!

成長期のお子さまがスポーツを頑張っているとき、「膝が痛い」「膝の下が出っ張ってきた」という声を聞いたことはありませんか?

それはもしかすると、 オスグッド・シュラッター病(通称「オスグッド病」)かもしれません。今回は、原因・症状・治療・予防までを整理し、親御さん・指導者の方にもわかりやすくご紹介します。

 


オスグッド病とは

オスグッド病は、膝のお皿の下あたり(膝蓋腱が脛骨(すねの骨)の脛骨粗面(けいこつそめん)に付着する部分)に起こるスポーツ障害です。
正式名称は「オスグッド・シュラッター病」。10〜15歳前後の成長期、特に男児に起こりやすく、ジャンプやダッシュ、キックなど膝を使う動作が多いスポーツ(サッカー、バスケットボール、バレーボールなど)で見られます。

「運動中・運動後に膝の下あたりに痛みや腫れが出る」「膝下の骨(脛骨粗面)が少し出っ張る」などの症状が特徴的です。

 


なぜ発症するのか?そのメカニズム

オスグッド病が起こる背景には、成長期という時期ならではの「骨・筋肉・腱」のアンバランスが関わっています。

1. 成長期の骨と筋のアンバランス

成長期には身長が伸びるなど骨の成長が活発になりますが、筋肉や腱の成長がその速度に追いつかないことがあります。結果、膝を曲げ伸ばしする際に使われる太ももの前側の筋肉、 大腿四頭筋 が硬くなったり柔軟性が落ちたりします。
その大腿四頭筋が膝のお皿(膝蓋骨)を経て脛骨の脛骨粗面を通じて付着しており、ジャンプやダッシュなど「膝を伸ばす動き」が連続すると、この付着部に強い引っ張り力がかかります。

2. オーバーユース(使いすぎ)による負荷

膝の伸び縮みやジャンプ・キックなど膝前面を酷使するスポーツを続けることで、脛骨粗面の成長軟骨部に微細な亀裂や剥離が起き、炎症を引き起こすとされています。

3. 足関節・筋膜・体のバランスも関与

足首(足関節)の硬さ、膝・股関節・体幹の動きのバランスも無視できない要素です。たとえば、足首が硬いと着地時の衝撃を吸収できず、膝前面・大腿四頭筋に負担が集中するという報告があります。


主な症状・チェックポイント

オスグッド病の疑いがある場合、次のような症状や状況が見られます。

  • 膝のお皿の下あたり(脛骨粗面)を押すと痛む。

  • 膝を曲げ伸ばししたとき、特にジャンプ・ダッシュ・蹴る動作などで痛みが出る。

  • 膝下の骨が少し出っ張ってきた、腫れ・熱感が出てきた。

  • 運動中・運動後は痛いけれど、安静時や軽い動きでは比較的痛みが少ない。

  • 成長期(10〜15歳前後)、スポーツ実践者(特に男児)に多い。

  • 症状を放置して運動を継続すると、将来になっても痛みや変形が残る可能性あり。


診断・検査

オスグッド病の診断には以下のような流れが一般的です。

  • 問診:スポーツ歴、痛みの出る動作、年齢・成長期かどうか、症状の経過など。

  • 触診・視診:脛骨粗面の圧痛・腫れ・出っ張り・熱感の有無。

  • 画像検査:レントゲンで脛骨粗面の骨端軟骨の状態や剥離・骨変形をチェック。MRI・超音波で腱の状態や炎症・遊離骨片を確認する場合もあります。

診断にあたっては、似たような膝の障害(例えば「ジャンパー膝」など)との区別も重要です。痛みの部位・原因となる動作・画像所見を総合して判断します。

 


治療・ケア方法

オスグッド病は成長期特有のスポーツ障害であり、重症化を防ぐには早期発見・適切な対応がカギとなります。一般に「保存療法(手術を伴わない治療)」が中心です。

保存療法の主な内容

  • 安静・運動制限:痛みが強いときや炎症があるときは、スポーツ活動を中止または制限し、膝への負荷を減らすことが重要です。

  • アイシング:運動後の膝前部・脛骨粗面を冷やして炎症を抑える。

  • ストレッチング:特に大腿四頭筋の柔軟性を保つことが予防・治療ともに効果的。立位・座位・膝つき等、状況に応じてストレッチを行います。

  • 膝サポーター・テーピング:膝蓋腱・脛骨粗面への負荷を軽くするための補助具を用いることがあります。

  •  姿勢矯正:当院では、膝に負担をかけないよう姿勢矯正を行います。

      子ども猫背矯正に関してはこちら

  • 運動量・強度の調整:スポーツを完全にやめるのではなく、「痛みが出ない範囲」で活動を継続しながら、筋力・柔軟性の整備を進める場合もあります。

重症化/手術が検討されるケース

保存療法で改善がみられない場合や、脛骨粗面に遊離骨片があり痛み・機能制限が残る場合には手術的な処置を検討されることがあります。

復帰時のポイント

痛みが消えた後でも、すぐに激しい運動に戻すのではなく、段階的に負荷を上げていくことが大切です。着地動作・ランニングの着地点・ジャンプの着地衝撃などを丁寧に確認し、筋肉・腱・関節のバランスを整えていきましょう。

 


予防のためにできること

オスグッド病を予防するためには、成長期のお子さまの体の使い方やケアが大きなポイントになります。以下の点を日常・練習に取り入れてみましょう。

  • 運動前のウォームアップ・運動後のクールダウンを丁寧に行う。

  • 大腿四頭筋・ハムストリング・ふくらはぎ・足首周りのストレッチを習慣化する。足首の柔軟性も膝への負担を左右します。

  • 着地動作・ジャンプ・ダッシュなど膝前面を強く使う動きのフォームを整える。膝だけでなく股関節・足関節・体幹の協調が大切です。

  • シューズ・インソール・練習環境(地面の硬さ・跳躍回数)など、膝にかかる負担を軽減できる要素を見直す。

  • 痛みや違和感を感じたらすぐに休息または専門医を受診する。成長期の痛みだからと「我慢」して続けると、長期化・重症化のリスクがあります。


よくある質問・気になるポイント

Q:成長痛とどう違うの?

「成長痛」は明確な原因がわからず、起床時や夜間に漠然と脚がだるい・痛むことがあります。一方、オスグッド病は「膝前面・膝下あたりの痛み」「運動時・運動後に明らかな負荷がかかる動作で悪化」「脛骨粗面の圧痛・出っ張り」など、原因・症状・部位がかなり明確です。

Q:大人になっても影響が残る?

はい、成長期に発症して適切な対応をしなかった場合、大人になってからも運動時に痛みが残ったり、膝の前面に骨の出っ張り(隆起)が残るケースがあります。

Q:片膝だけ?両膝?

片膝に出ることが多いですが、両膝に同時に発症することもあります。左右の運動量・フォーム・身体バランスの違いが影響するため、両側をチェックすることが望ましいです。

Q:いつからスポーツ復帰してもいい?

症状が軽くなって「運動しても痛みが出ない」状態になってから、ゆっくりと段階的に復帰することが理想です。痛みがなくなっても、3〜6か月程度は慎重に負荷を上げていくべきという指針もあります。


親御さん・指導者の方へ

成長期のお子さまは「痛くても我慢して練習を続ける」という傾向があります。ですが、オスグッド病は「成長期+使いすぎ+柔軟性低下」が重なったときに発症し、適切にケアすれば回復が見込める一方、放置すると長期化・重症化することがあります。
チーム指導者や学校の先生、保護者の方が早めに「膝の前面(特にお皿下あたり)に痛みや出っ張りがないか」「ストレッチ・ウォームアップ・クールダウンができているか」などをチェックしてあげることが非常に大きな支えになります。

また、子ども自身に「痛い」「違和感がある」と言いやすい雰囲気を作ってあげると、早期発見につながります。
「成長痛だからちょっと様子を見よう」というまま過ぎてしまうと、結果的に練習を長期間休まなければならない事態になることもあるため、注意が必要です。


まとめ

・オスグッド病は、成長期に膝のお皿の下付近(脛骨粗面)に起こるスポーツ障害。
・原因は、大腿四頭筋の硬さ、運動量の過多、成長期の骨・筋・腱のアンバランスなど。
・症状は「膝下の痛み・腫れ・出っ張り」「運動時・運動後の悪化」など。
・診断には問診・触診・レントゲン・MRIなどが用いられる。
・治療は保存療法が中心。安静・ストレッチ・アイシング・サポーター・運動量調整が基本。
・予防のためには、ウォームアップ・クールダウン・ストレッチ習慣、動作フォームの見直し、早期の違和感対応が重要。

お子さまが「膝が痛い」「膝の下が出っ張ってきた」と言ったときは、ぜひ早めに当院に受診いただければと思います。

心身ともに大切な成長期。安心してスポーツを続けられるよう、オスグッドによる膝の痛みはまず一度ハンズ治療院・整骨院にご相談ください!

 

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